やってきた秋 

2個下の記事に絵があったり1個下にTTSSがあったりしてます。
バトン回答したいんだけど絵も描きたいから遅くなっちゃってるよ今週中には!描きたい!

週末の土砂降り以降、一気に季節が秋めいてて身体が追っついてない気がします。寒い!!
というか、冷房効いてて寒いのかほんとに寒いのか寒気があるのかその辺りよく分かってない…
扇風機回さなくても平気な気温になってくると、夏が終わってる…と戦慄を覚えるのでした。
また暑さぶり返すんかな。朝夕は涼しいままな気がする今日この頃。鳴いてる虫が秋の虫です…ひえええ。

8月組纏めて祝ってケーキ食べようぜ計画がまだ実行できていないので心残りです。
明日か、せめて今週中には…
10月組だったら迷わずモンブランとミルクレープを買うけど、8月はちょっと迷う。
ロールケーキと…何にしよう。

そんなこんなな今日この頃です。のんびりしたい。

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【TTSS】お題:無題 

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薄暗い路地裏を早足で歩く姿を、一人の少年は必死の早足で追っていた。
前を歩く人物が自分のことを置いていくとは思っていなかったし、現に何度か、振り返らずにも歩みを緩め、追いつくのを待ってくれている。それが無性に腹立たしく、嬉しく、だからこそ置いて行かれたくなかったのだ。
初めのうちはちらちらと人影があったが、今はもうすっかり何の影もない。―――そう思っているのは少年だけだったのだが、周囲にとっても、少年が追い掛ける人物にとっても、大して問題はなかった。
やがて目の前に背中がぐいと迫る。歩みを止めたのだ。
少年より頭一つ分と少しは背の高い青年が、軽く振り返って少年のことを見ていた。青年の前方には古びた小さな家。
「ここで待って…」
「俺も行く」
青年の言葉を遮って、少年はまっすぐに青年を見上げた。バサついた髪に黒い眼帯にと、青年の姿はあまり穏やかなものとは言い難かったが、少年は何も気に留めることなく強い口調で言い放ったのだった。青年は淡々とした表情に、少しだけ困惑を浮かべ、そしてすぐに消した。
「分かった」
そう言うと、青年は小さな家の古びた扉に手を掛けた。
扉が開くにつれ、少年の鼻先には嗅いだことのない香りが届くようになる。それが香草や薬品や火薬やその他もろもろの混ざったものであるということを、少年は知らなかった。そして青年が気にしているのかどうかは見えなかったが、少なくとも少年は今、鼻を中心として顔全体を顰めていた。
扉が開ききると、薄暗い部屋の中が見えるようになり、そして青年の姿が遠ざかる事に気付いた。
慌てて少年も部屋の中へと足を踏み入れる。
部屋の中の様子に足を止め、目を留め、そして思考回路が一瞬止まった時には、少年の背中でギシリと扉が閉まっていた。
「いらっしゃい。…珍しい客だね」
さほど遠くない場所から声が聞こえ目を向けると、青年と向き合った先にはもう一人の姿が見えることに気付く。
異質な空間にただ一人取り残されたような感覚を覚え、しかしそれが今日初めて感じた感覚ではないことを思い出し、少年はぎゅっと拳を握った。


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20分。
お題無しだよ、書きたい衝動に駆られて書いただけだよ。
やっぱり時々文章書きたい衝動はやってくるみたいです。