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【TTSS】お題:黒翔と遊龍でSS 

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カランカランという音と共に扉の開く音がする。
夜も更けつつあるこの時間ではあるが、様々な店を梯子してくる人は多い為そう不思議なことでもない。別にこの店員でもない黒翔は、気にすることなく、振り返ることもなかった。
しかしそれもほんの数秒間のことだった。
「黒翔さん!」
そう声を掛けられ、その声が聞き覚えのあるものだったのもありぎょっとして振り返る。振り返った途端に一人の少年と目が合い、少年の顔が僅かに嬉しそうに綻ぶのが分かった。
黒翔が一瞬呆気にとられている内に、少年は早足で黒翔の元へと駆け寄ってくる。
「何やってんだこんな時間に」
身体ごと振り返り、結果椅子に横向きで腰掛けることになりながら、黒翔は目の前にまでやってきた少年、遊龍に問い掛けた。
「さっき歩いてたら黒翔さんが見えたから、つい」
以前昼間の街中で出会って以来妙に懐いてくるこの少年を、黒翔は嫌ってはいなかった。むしろ、自分の少年期を思い出して構いたくなる程だった。だがだからといってどこそこで出会っていいという訳ではない。
「さっきって…、結局夜中出歩いてんだろ」
「別にいーじゃないですか」
窘めるつもりでそう言ってみるが、遊龍に悪びれている様子は微塵も見えない。
そういえば、と。黒翔は気付く。
この時間、この店の全ての窓には布が掛けられており、外からも中からも、互いの様子を見る事はできない。
「お前、つけてきたのか」
「違いますよ!黒翔さんが見えて、この店入って行ったからちょっとオレも入ってみただけです」
それをつけてきたと言うんだろうが。
呆れて返せない言葉を溜息に代え、黒翔は正面に向き直った。それを合図にしてか、遊龍は微妙に正面を避け、円テーブルの黒翔から向かって右斜め前に椅子を動かして座る。
「…ったく」
「あ、ビールくだs」
「子供はジュースでも飲んどけ!」
店員に向けて投げられた少年の言葉を、慌てて黒翔は遮った。


+++++



15分。
IFなんだけど、黒翔と遊が今の年齢のままで出会っていたら、なノリ。
結論:すごく好きだ。
出会い方があれなので峻とかシーズとかにはタメ口なんですが、基本年上には敬語使う遊です。
あと強い人には憧れるし懐く。

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