酒焼け 

しているようで悲しみ。
流れでオエライサン方と飲みに行く事態が発生して、ど平日に酒飲みに行くってことになってました。
久しぶりに酒ばっか飲んでひたすら話しまくられて料理が残る飲みに行った気がする。勿体ない。。。
しばらく仕事の飲みでもご飯食べようぜ!な飲みが多かったもんだから久々すぎて切なかった。
飲み放題で瓶ビール一気にたくさん頼む人は最後までずっとビール飲めよっていつも思います。
っていうただの愚痴だーーーーーー
嫌悪感ばかりの飲みではなかったのがとりあえずの救い………なんだろうか。
金曜は金曜でまた喋ってばっかの飲みになるんだろうなって思う。そして立食。
仕事周りのぺそぺそぐちぐちが尽きなすぎていっそ黙れるようになった気がする。
ぺそぺそしすぎたのでGWは9連休にしてやりました。わっしょい。

創作の話。
………を書こうと思っていたのにぐちぐちしてたら何書こうとしてたか忘れてるぞおい。
あいちゅんに入れてたアニソンを整理してプレイリスト作り直したんですが、その時に昔迅夜・左翊のイメソンぽいって思っていた曲を聞き返してて、昔の自分が考えがちなイメソンだなーとか思ったのでした。迅左の関係図というか個々の状態が割と不確定でふわふわしててやっと定まったのが大分後になってからだった、ってのが原因なんだけど、それにしても曲がめちゃくちゃポジティブで明るくてすっごいな!って今になって思います。でもその頃の感覚ちょっと思い出したい。迅左はもっと明るくてもいいはずだー
アナザ時間軸の話でわちゃわちゃやりたい。
そういえば別館の方に載せてる短編、さすがに酷いな?ってやつは省いてるんですが鍋のやつはちょっと勿体ないかな……って思い始めている。Enの雪合戦載せてるなら鍋あってもいいかな……
……って思ったら雪合戦ないな!?そのうちなんかどうにかなってるかもしれない。
そしてEn側もアナザ側もカテゴリ:CTにまとめてしまったの地味に不便だったかもしれないって気付いた。

わーどなぷれす 

20170417_01.png
タグクラウドが使いたいが為のWordPress
………を、弄り倒してました。そんな……そんな時間があるのか……
テーマ借りてきてそのまま使おうと思っていたものの、そもそもこれだっていうのを探すのが難しくて結局ざっと見てこれいいなってのいくつかピックアップしてそっから改造に走りました。
ちょっと分かったぞ仕組み。PHPはやっぱり覚えておきたい。
使い道はサイトに置く場所のない乱発した短い話まとめって感じのつもりです。
要はブログに投げてたSS辺りを向こうに置こうっていう感じ。ブログ内検索はできるけど名前出て来なかったら見つけられなかったからな。記事1つにカテゴリとタグ付けられるのめっちゃ有り難い、というか楽しい。渋に慣れてしまったということだな…
ブログで文章とかTTSSとかに割り振っていた分は全部移行してみました。名前出してなかった話にもタグ付けしたからバレるようになったよ。正直私ばかりが楽しいやつです。振り返ると黄昏とか雲錦とかRPG辺り読むのとても楽しい。
で、タグクラウド付けたのでキャラ別の件数ざっくり分かるようになったんだけど、分かってはいたけど迅夜と左翊の多さに笑ったよね………主張が激しい。遡ってたらしばらく黒翔が0件で、案外書いてなかったんだなーって、いう。突発的に動かしやすいのはやっぱり迅左のようです。遊と光ちゃんもそこそこあってほっとしてる。
そしてこれキャラ全ここで作れたら便利じゃね………?って思って考え中。検索できるの絶対便利だよな…
ところで面倒だったのが、ブログ記事エクスポート→WP用に編集→インポートってやったら空行全部消えるところ。それさえなければタグとカテゴリ付けるだけで済んだのにな。なんかやり方あるのかも知れないけど検索したら地道に編集してる方が多くて諦めたのだった。
やったこととかの覚え書き、ちゃんと残しておいた方が後々のためになると思うんだけどいっつも途中から忘れてる。い、いつまでも記憶しておけるとか思うなよ………
いつかテーマは1から作れるようになってみたい。

そんなこんなな「Lune Son 別館」はこんな感じです。
また弄りそうだからひっそり繋げておく。そのうちサイトからも繋げるよ。
それにしても新しいことに飛び込むの案外面白い。
っていうのと、最初にWPやろうとした時にはDBとかPHPとか分かってないだろうよ……って呆れたのだった。簡単インストールだけ済まして放置していたやつでした。改めて調べてみたら簡単インストールとかやらんでも自分で設置できたなって知ったよ。仕組みちゃんと理解しましょう。

オフ。なんやらかんやらで忙しくはないんだけど真綿で絞められる感じをここ2週間くらい味わってるのでとっとと落ち着きたい。最近こればっか言ってる。
言われて頷いて、やり取り終わってから振り返ってあれってなることが多いので、できればその場ですぐ指摘できるようになりたい。難しいなー!

13年だってさ+カンナ君のこと 

カンナ君のことってどこでどこまで書いたっけ誰かに言ったことあったっけ……って全く覚えていないしメモも少ないのでちょっと書き出してみる…
の前にうっかりサイトが13周年迎えましたよびっくりだね!全然動いてなくてなんかもう……別荘みたいな(?)
小話書いてもブログで済ませてしまうからサイトのコンテンツが全く動きませんね。。
のんびり(私が)遊べる場所としてこれからも置いておくよ! html触るのは楽しいんだ。


大和カンナ
家族構成は両親(荘太郎、柳)と母方の祖父母で祖父母は黒思考全開な人たち。大和は母方の姓。
基本的に両親と三人暮らしで、時々祖父母とは会う感じ。カンナ自身はあまり身近には感じていなかった。
姓が母方のものなのは、父親が婿養子だからというのもあるけど父親が姓を隠していたからでもある。
祖父母は荘太郎のことをあまり良く思っていなかったものの、柳が強く押したので結婚を認めた。という経緯がある。
(※実際は婚姻関係にはない)
幼少時は柳によって髪をずっと黒く染められていた。というのも、柳も荘太郎も黒髪なのに二人の間に生まれたカンナだけ金髪で、あっこれなんかめっちゃ何か隠されてるって気付いた柳が、祖父母に勘付かれないように取り計らったため。柳は大体いつも荘太郎のことを庇ってる。
カンナは両親のことは普通に好きだったけど、父親が家にいる時間が妙に少ないことは気に掛かっていた。週の半分以上は家にいなかったから。その理由は今になっても分かっていないし、知る術もない。
なので母親のことは大好きだけど、父親のことはよく分からない、というのが正直なところ。
玉子焼き食べてたのはこの辺りの頃。同じ味は柳も荘太郎もどっちも作れる。実は。
そんなある日、珍しく三人で散歩していたら、突然見知らぬ女が現れて両親が殺された。自分も殺されかけたけど、母親が庇ってくれた。血の海の中で女の顔が酷く歪んでいたことを覚えている。次に覚えているのはその女も同じ血の海に崩れ落ちたこと。祖父が撃ち殺したのだ。
それ以来、酷く臆病な性格になり銃声が極端に苦手になる。
祖父母に引き取られて育てられるものの、髪の色がバレたり柳として扱われたりでなんやらかんやらでいい思い出がない。
結局髪はずっと染め(られ)たまま。そういうものだと思ってはいたけど、なんか変だなあとは思いつつあった。父親のことはよく分からないでいたけど、存在を無視する勢いで祖父母は母親の話しかしなかったから自分だけでも父親のことを覚えていようって思っていたら案外好きになれたような気がするし、もっと知ろうとしてればよかったなあってぼんやり考えてる。
でもなんだかんだ祖父母だって家族なのであまり悪くは思えなくて、表面上は話を合わせて過ごしてて、小さい頃の思い出は重しを乗せたみたいに奥底に閉まって忘れてしまおうとさえしていた。フリのつもりなんだけど、時々本当に忘れそうになって怖くなる。
高校に入る直前、家の周辺が戦闘に巻き込まれて祖父母も命を落とす。完全にひとりになってしまったカンナは入学予定だった学校には入らず(そもそも戦闘に負けて廃校一直線だったのもある)寮を備えた学校へと入学することになる。
それから先は家族のことを極力思い出さないようにしようと記憶の重しを思い切り増やした。
戦闘は怖いけど学校は楽しい。
とかそんな感じ。打ちながらこれどっかに書いてそうだぞってデジャビュ感じだけどそれがどこだかが思い出せないよ!
合間にあづ子さんと遭遇してたりするエピソードあるけど省略。
自分の家族のことについて知る術はないと言ったけど、あづやロイと出会うことがあればもうちょっと知る範囲は増えるよ。
がくせんはIFルートが多くなりすぎてまとまらないことが多いんだけど、基本というか自創作ルートなら高校卒業前にロイに会って話聞いてロイとは別ルートでレジスタンスやるよ。そんで志半ばで命落としてサイザルートだよ(?)
お話で書きたい気もしてたけどまとまりきらなくて停滞して2年?3年?くらい経つのだ………まじかよ。

桜が遠ざかりそうな 

あうとれいじ2枚引けたよ!!!!!!!!!!(FGOの話)
今日引けなかったらエドモン諦めるか金で殴るかしてそうだったのでほっとしている………とても。
なんか盛大にめそって自棄酒しかけた時に引けたからいろいろセーブできた気もしてますありがとうおるたにき。
ノッブは再臨1回目はできました。2回目ももうちょっと。あとはのんびりって思ったけど蜘蛛集めるのに難易度高いとこいかないといけなくて大丈夫かなーーーってなってはいる。狂縛りのとこいったら危うく返り討ちされるところだったからな。

仕事でぺそぺそというかブチブチというかなんかそんなあれでもちゃもちゃしてるけどとりあえず今週を生き延びたい。
土日で髪切りに行って買い物して何かご飯食べたいって目標立てておく。自分メンテ何もできてない。

叫んだり喚いたり言い訳したり 

FGOはなんだかんだで毎日ログインしちゃってそこそこ適度に遊んでる感じですほんのーじ楽しい!
ノッブ1枚は貰えたのでとりあえずもう1枚と再臨アイテム目指してがんばる。目指せ適度に。
そうぎんってシリーズをうっかり知ってしまって読みたいね?!ってもごもごしてます。大体殺狂の二重人格者のせいです知ってた。あとは弓と槍のあれそれがやっぱり気になって仕方がない………

おるふぇんずはなんかもうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおってなって三周くらい回ってめちゃくちゃ落ち着いてて自分でもびっくりしてます。いやリアルタイム時は取り乱したんですが(主に良かった箇所で)ラストであっ………ああ………あああああ…………ってなっててていうかもうちょっと警戒!して!!どうかんがえても怪しい!!!ていうか細心の注意払うべき立場!!!っていうのが………もう………
いや来週になるまで分かりませんけども…………!分からないともな!!!ほんとにな!!!
タカキとアジーさんは最強に好きすぎてほんと最高でしたありがとうございます… つらい
自分たちの正義のために犯罪者にされるっていうのを見てるの、本当しんどい。そんでもって私もまたそういうのにハマりやすいんだなあ……としみじみ思ってます。ますますBR思い出しつつある。大分違うのは分かってるんだけど。

いっこ下にお久しぶりな文章投げてます。久しぶりにカンナって連呼してたらすげー恥ずかしくなってしまったよ。
大体いつもカンナ君って呼んでるから字の文書くの恥ずかしい。笑。
最初に玉子焼きの話書いた時に、一緒に料理しようって言って下さった方もいたから、一生作れないルートも作れるようになるルートもあるんだろうなあとぼんやり考えてる。一人だったとしてもそのうちちょっとは基本を調べて作れるようになったりは……しないかな…… まずレシピ調べるところから始めなきゃなんだけど、思い出の味が他の人のレシピでは作れないっていう思い込みがあるのでああなっちゃうのだった。
そんでもってがくせんの話を考えるのはちょっとまだ緊張する。

「続・玉子焼きの話」 

+++++

 大和カンナはぽつんと一人きりで、台所に立っていた。
 男子寮内にある、共同の台所だ。相変わらずここは小さくて、ほとんどお湯を沸かすことにしか使われていない―――と思われている。実際は、料理好きの生徒がやってきては、気紛れに、最低限の道具だけで調理を行っている。それをカンナが知ったのは、二年生に上がる少し前のことだ。最初にこの場所に足を踏み入れて以来、一度も覗いたことはなかった。
 カンナは手にしたままだった買い物袋を作業台に置き、慎重に中身を取り出した。袋の中にあったのは、四個入りパックの生玉子。それに粉末のかつおだし。もしかしたらこれかもしれない、という直感だけでカゴに入れたものだから、必要なのは玉子だけだったかもしれない。空っぽになったビニール袋は、微かな風にカサカサと音を立てている。
 袋をざっくり四つ折りにして、ひとまず玉子のパックを上に置く。棚から大小のボウルを二つ、四角いフライパンを一つ、それに菜箸を取り出して作業台に並べる。少し迷ってフライ返しも取り出した。持ち手部分が少し変形しているが、使う分には問題ないだろう。四角いフライパンは、先日他の人が料理をしている様子を眺めていて知ったものだ。確かにこれなら四角い玉子焼きが作れると、カンナは感動を覚えたのだ。
 玉子焼き。自分では決して作れないだろうと思っていた料理。今日の朝目が覚める直前に、熱々の玉子焼きを頬張る夢を見てしまった。味どころか香りやその熱さまではっきり覚えていて、そうして目の前には―――………それは、思い出せなかった。
 カツン、と、カンナは玉子を一つ、大きい方のボウルの端にぶつけた。刃物で肉を裂くよりも簡単に、あっさりと手の中へと伝わる衝撃に、ドキリとする。おそるおそる覗き込めば、白い玉子の殻にはまっすぐ、そしてぐしゃぐしゃにヒビが入っている。薄く白身は滲み出しているが、幸いまだ、溢れだしてはいなかった。ほっとし、ゆっくりヒビに両手の親指を添えて、剥がれ落ちそうな殻に注意を払って、静かにヒビの隙間を開いた。
 誰かに見られていたら、なんの化学実験だと揶揄されそうなほど真剣な目と手付きだっただろう。実際、カンナにとってはそれくらいの集中力を要するものだったのだ。何しろ、殻一枚ボウルの中に落ちようものなら、その玉子はもう使い物にはならないと思っていたからだ。集中力が幸いして、ボタン、ボタンと三個の玉子が割り入れられるまで、殻は一枚も玉子の中身に混じることはなかった。流し台の片隅に、すっかり軽くなった殻がころりと転がる。ボウルの中には黄身が滲み出した玉子がふたつ分と、思いの外綺麗に形を留めている玉子がひとつ分。
 これで全ての工程が終わったと言わんばかりに盛大な息を吐き出し、カンナはがっくりと肩を落として俯いた。当然、終わるどころかこれが始まりである。それはカンナ自身よく分かっている。しかしこの工程に一体どれだけ時間が掛かったのか、時計を見るのも躊躇われてしまった。早くしなければ、誰か来てしまいそうだというのに。
 小さい方のボウルを大きいボウルの隣に置き、カンナはしばらくそれを睨み付けた。正確には考え込んでいるのだが、真剣な目付きではボウルと敵対しているように見られても仕方がない。しかしすぐに、まるで根負けしたかのように目を逸らしてから、カンナは砂糖の入った袋を手に取った。計量スプーンというものが存在していることは知っているが、残念ながらそれを使ってどれくらいの量を量ればいいのかは分からなかった。
 粉末のかつおだしは小袋入りのものだが、これの全てを使うわけではないだろう。裏面に書いてある豚汁の作り方を見ながら、そんな勝手な想像をする。豚汁だったらこの通りに作ればいいのかとふむふむ頷き、おそらくすぐに頭の中からは消えてしまうであろうレシピを斜め読みした。600mlの水またはお湯に小袋半分を入れて下さい、だそうだ。四人分、きっと縁のない数字。ああでも、覚えているのは、五人か―――………パタリと手を止めた途端震えだした指先を無視しようと、カンナは小袋の端を破りきった。
 パラパラと数振りの粉末だしをボウルに入れ、小さいスプーンで二杯すくった砂糖も足す。多すぎない、はずだ。多分、きっと。スプーンに付いた砂糖を少し舐め取ってみても、ただ甘いだけだった。それを確認してから、小さいボウルの中身をそっと大きいボウルの中へと流し込む。
 菜箸を手に取り、黄身を潰すようにぐちゃぐちゃにボウルの中身を掻き混ぜる。混ぜて、混ぜて、混ぜて、全体が黄色になっていくのをまるで遠くから傍観しているように眺める。じゃりじゃりとした音がだんだん小さくなっていき、まばらに浮かんでいた茶色の粉も姿が黄色に紛れていく。白身はともかく全体が均一に混ざったように見えて、カンナはもう一度深く息を吐き出した。これでようやくスタートラインだった。
「これを、焼かないと」
 キッと睨み付けた先は四角いフライパンだ。あとはこれにボウルの中身を流し込んで、焼いて、ひっくり返して、丸めて、そうしたら出来上がるはずだ。頭の中で工程を想像して、カンナは意を決してフライパンに手を伸ばした―――


 結果は惨敗だ。敗因は、分からない。
 玉子を流し込んで火を付けて、それから端の方からフライ返しでひっくり返せば、くるくると玉子は丸まっていくのだと思っていた。しかし現実は、ゆるゆると波立つ固まっていない玉子が掻き分けても掻き分けても流れ出してきて、ひっくり返そうと差し込んだフライ返しは、滑って何も持ち上げることができなかった。その内じりじりと香ばしい臭いが鼻に届くようになり、やがて香ばしいなどと脳天気に言っていられる場合でもなくなり、どろどろだと思っていた上部はいつの間にか固まってしまっていた。
 フライパンと玉子の隙間から煙のようなものが見えた気がして、カンナは降参してコンロの火を消した。
 コンロに置き去りにされたフライパンを呆然と見つめ、カンナは立ちすくんでいた。触れてはいけないと主張するかのような熱を発するフライパンに、手を伸ばすこともできなかった。表面上だけは、玉子焼きも一緒に置き去りにされたように見えていた。
 じりじりじりという音がしなくなったフライパンにもう一度フライ返しを差し込むと、今度はガリッと硬いものに当たるような感触を覚える。明らかに自分の知っている玉子焼きとは違う感触に眉を顰め、カンナは暫定・玉子焼きを力任せに掬い上げた。
 持ち上がったのは真っ黒になった裏面を持つ、黄色かったはずの物体だった。
「………やっぱり、無理だよね」
 吐き出した声は少し震えていて、笑おうとした顔は微かに歪んでいた。手に握ったままだったフライ返しをぎゅっと握り込んで、カンナは数秒の間俯いていた。フライパンがずしりと重たくなったような気がした。
 『自分の好きな』玉子焼きが食べたい、それだけだというのに。
 作り方を聞けなかった、聞こうと思い付く前に聞くことができなくなってしまった。そう気付いたのは、不意に玉子焼きが食べたいと思ってしまった、些細な夢のせいだ。自分では作れないと思って諦めたつもりだったというのに、またこうして夢を見てしまった。
 フライパンに焦げ付いた玉子だったものを無理矢理剥がし取り、玉子の殻と一緒にビニール袋に放り込む。焦げていない部分を少しつまんで口に入れてみれば、甘じょっぱい玉子の味が口の中に広がった。想像していたものとは違う味だった。
 ボウルと菜箸を洗い、フライパンとフライ返しは水に浸し、余っていた玉子は「ご自由にお使い下さい」というメモ書きと一緒に冷蔵庫の中へと入れた。粉末だしにも同じことを書いたメモを貼り付け、棚の見える位置に置いた。きっと誰かが豚汁か何かを作ってくれるだろう。
 最後に残った、口を結んだビニール袋に視線を向けて、カンナは小さく息を飲んだ。そうして、首を振る。
「ごめんなさい………」
 誰に宛てているのかも分からない言葉が、ぽつりと零れ落ちた。


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「玉子焼きの話」の続き?のようなもの。
玉子の割り方を覚えたカンナ君がリベンジしたかった話。
『おそらく最後』にはならないこともあると思ったから………けど焼けるところまではせめて進歩して欲しい。